シュターミッツカルテットとのコンサートが終わりました。
多くの方々に支えていただき、満席のお客様に聴いていただけたこと、感激しています。
弾けば弾くほど暖かい気持ちが深まるドヴォルザークに加え、長年弾きたかった大曲フランクのピアノ五重奏を初めてプログラムに乗せました。(前回のコンサートは、まだまだコロナ禍であきらめたので、今回やっとです)
プラハ行きはお金がなくてあきらめ、来日後2日間だけのシュターミッツとのリハーサル。音を出した瞬間心配してた気持ちはどこかに飛びました。呼吸が合う合わないはもう何のストレスもない事を感じました。出会って17年って改めて長い時間。彼らからいただいたたくさんのギフトを、今回も皆さんに聴いてもらえて幸せです。
車椅子でステージに上がることになってしまいましたが、シュターミッツが終始親切に、そしていつものごとく冗談ばかりを言いながら笑い飛ばし、明るくいてくれたので深刻にならずに過ごせました。
怪我の事をご存知ない方ももちろん多く、驚かせてしまい申し訳ありませんでした。
高齢のお客様からはあまりに悲しくて、音楽に集中できなかったとメールをいただき、申し訳ない気持ちでいっぱいに。
弾きだしたら微塵もそんなこと感じず、感激したと言う感想もたくさんいただき、ちゃんと音楽が伝わって嬉しいです。
私自身は、骨折していなかったら、きっと舞台袖でいつもの如くワンワン泣いていたところですが(よく泣く)今回ばかりは涙も出なかったと言うのが現実です。
終わってすぐに、また弾きたいと思ってしまった、あっという間の時間でした。フランクが今でも頭の中でも鳴りっぱなしです。
御礼が遅くなりました。コンサート翌日からリハーサルと主催レッスン、彼らに付き添って送迎などしております。
昨日は彼らを大阪に見送り、今夜また新幹線口まで迎えに行きます。
神戸公演の菊地葉子さん、今週は名古屋でのリハーサル完璧でした。きっと素敵な演奏会になると思います。toi toi toi!!
まずはいつも素敵に撮影してくださる竹本さんの写真と、ずっとそばにいて支えてくれた榊原祐子さんが撮ってくれた写真を投稿させていただきます。
通訳の祐子さん、譜めくりの悦子さん、クラシック名古屋の皆さま、撮影の直弥さん、カメラの中島さん、竹本さん、デザインしてくれた宇治原さん、プログラムノートを書いてくれた浅野くん…そして書ききれないたくさんの方に応援いただきました。お一人ずつゆっくり御礼をさせてください。
怪我の前は、もうこれが最後かなとか思っていたけど
やりたい事はあきらめない、と今は思っています。
これからもよろしくお願いいたします。


